携帯ラジオのリチューム搭載法


一度でも例の東日本大震災などのような大きな災害を経験すると、常時使用可能なラジオの重要性が身に染みてきます。

そこで、単三乾電池で動作するラジオを元に、長持ちするリチューム充電電池へと進化させることにしました。

加工製作してだいぶ時間が経ちますが、有用な改造ではなかろうか? と思い、その製作の過程を下記に示しておきます。
自分自身の失念に対する事をも考えています。

まず、元々の改造するラジオですが、とにかく低消費電力タイプが好ましいです。
手元にあった、AMラジオ2台を例に製作していきます。


乾電池2本分の長さに合わせる

まず、単三乾電池の太さと同程度の木製パイプ(Φ12mm)を長さを合わせて切断します。
その中央部分に、リチューム電池からの電源端子を取り付ける為のコア部分を切り分けます。


単三電池との比較

長さを揃えた木製パイプの両端パイプにアルミ箔を巻き、導電加工しておきます。
中央の木製パイプにはリチューム電池からの電源線を木ねじにてねじ込んでおきます。
この様にすると、元々のラジオには一切、内部改造を施さなくても電池の改修が出来ます。


ラジオにリチューム電池を繋いだところ

長さが同一なので、この改修作業だけで、乾電池からリチューム電池へと変更することが出来てしまいます。


リチューム電池ケースの取付の様子

リチューム電池の取付は、安価な専用電池ケースを用いて外部に、ホット・ボンドにて取付接着しています。

幅の薄い軽量な縦長ラジオだったので、少しでも手で触ると転がっていたものが、このリチューム電池のおかげで低重心となり、ケースが裏側押さえとして働いていて、とても安定感が増しました。

電池改修したラジオたち

出来上がったラジオには一切、手を加えていないので、最悪、元々の単三電池でも同じように動作させることが出来ます。

想定外から始まった、東日本の大震災被害。

この製作には、想定外を排除するべく思考した製作としました。

ちなみに、現在では、防水性の改修も行っているのですが、面倒なのでまたの機会にでも。

これで、大停電が起ころうとも約1か月間は連続使用可能なラジオになりました。
太陽光発電での充電、及び、模型用小型モーター利用の小型・風力発電機などでも充電が可能なようになっています。

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