LOOP ANT Vs ディスコーンANT



PERSEUS受信機を使ってアンテナの違いを見てみました。
まずは、ディスコーン・アンテナであるD130AMです。
受信している周波数は40KHz JJY信号です。
スペクトラム・バンド幅は、0~2MHzです。
外来ノイズの影響があるのか、ノイズ・フロアーが盛り上がっています。





こちらは、LOOPアンテナの受信状況。
一見してノイズ・フロアーの少なさを感じる結果となりました。
そして、特筆すべきは、40KHz JJY信号が浮かび上がり、通常のAM放送波を聞いているかのごとく、澄み切った信号として受信出来ました。
LOOPアンテナ、恐るべし、ですね。
LOOPアンテナは、受信アンテナとして優れていることが見てとれました。
LOOPアンテナに広帯域性を求めなければ、十二分な小型アンテナだと言うことが言えます。
VHF帯以上は、ディスコーン・アンテナに叶いません。
何事にも、オール・マイティは求めてはいけません。



PERSEUSのソフトでは、狭帯域バンド設定が出来ない為、HDSDRソフトにてより詳しく見てみました。
まずは、ディスコーン・アンテナである、D130AMから。
40KHz JJY信号が受信出来ない訳ではないのですが、非常に弱い信号でした。
そしてまた、ノイジーな感じも伴っています。








こちらは、LOOPアンテナでの40KHz JJY受信の様子です。
見事に信号が浮かび上がり、S/Nがまるで違います。
ちなみに、受信アンプなど付加していない、純粋にアンテナ同士での比較です。
この結果として、いずれ40KHz JJY信号を用いた標準信号発生器の製作時には、迷わず外部アンテナは、LOOPアンテナに決定です。







ディスコーン・アンテナと、LOOPアンテナとを交互に切り替えて、その時の様子を確認しやすいようにしてみました。
図の上にある、Waterfallを見れば一目瞭然だと思います。
全体的にザワついた、色の濃い部分が、ディスコーン・アンテナです。
そして、色味の薄い部分にあるのが、LOOPアンテナ時です。
面白いのは、LOOPアンテナの時には、より低い周波数領域までもが受信信号としてアンテナから信号が送られてきている様子が判りました。
面白いですよ、LOOP ANT

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