マルチコプター(ドローン) X5C-1 送受信機改造
手軽なマルチコプターX5C-1を楽しく飛ばしていると、どうしても電波の飛距離の問題が出てきます。
何といっても、オモチャの分類に入るX5C-1ですが、それでもやはり、飛距離には不満が出てきてしまいます。
安定操縦距離は、平均して30mほどでしょうか。
風に流されでもしたら、どこかへ飛んで行ってしまいます。
そこで、少しでも安心感のある飛行が楽しめるような飛距離を安定して得られる改造を行ってみました。
2.4GHz スリーブ型アンテナの下ごしらえ
同軸ケーブルに程よく通る太さの銅パイプを26.4mmにカットします。
今回の治具は、100均ショップで見つけたパイプ・カッターなるものを用いてパイプをカットしてみました。
しかし、、、。
やはり100均製品、、、、。
なかなか切断出来ません、、、、。
時間をかけ、少しずつ、ですね。
テフロン同軸ケーブルに通してスリーブアンテナの製作
このタイプが、いわゆる、無線LAN機器などに使用されている、2.4GHz帯アンテナと同じ性能のモノになります。
製作する場合、アースとなる銅パイプが同軸ケーブルの外皮と程よく隙間が空くような太さのパイプを使う事が重要です。
ここがピッタリ外皮に引っ付いてしまった状態のアンテナでは、減衰アンテナとなり得ますので注意が必要です。
また、アンテナ心線がフニャフニャしていることから、それを補強する意味でドリンクに付いていた極細ストローを被せておきます。
スリープ・アンテナの完成 !!!
アンテナの寸法
心線(アンテナ側)
25mm
銅パイプ
26.4mm
これで出来上がりです。
意外と高性能??????
オリジナル送信機のプチ・アンテナの様子
オリジナルのアンテナは、
申し訳程度の30mmリード線が付いているだけです。
これじゃぁ、、、、
ね~~~、、、、。
飛距離に問題があってもおかしくないですね。
自作スリープアンテナを送信機に取付ける
こんなにも小っちゃな基板が2.4GHz送信機基板です。
この基板に元々付いていたアンテナ(リード線)を取り去り、新たに自作したスリープアンテナをハンダ付けします。
かなり小っちゃいため、ハンダ付け作業には注意して行わないと基板そのものを壊してしまうことになります。
自作アンテナの取付けの様子
元々が短いリード線だった為か、加工が大変でしたので、飾りで付いていたアンテナキャップの頭を切断し、新たなアンテナの長さをも装着可能なようにしています。
X5C-1 本体内部の様子
本体の内部を見てみると、受信アンテナは、単なる30mm長のリード線でした。
それも、ノイズの乗っているであろう駆動モーター線近辺に張ってありました。
これじゃぁ、飛距離を期待するのは難しいでしょう。
X5C-1 本体内部のコントロール基板
たったこれだけの基板で全ての制御を行わせている事に驚くばかりです。
世の中、おちおちしていられませんょ!!!
まったく。
この分野も日本はだいぶ遅れをとってしまっていますね。
まったく。
さてさて、この受信側アンテナも飛距離を稼ぐ為の改造をします。
おのおの、色々な方法が有りますので色々実験してみるのも良いかもしれませんので、こちらの改造はカットしました。
ちなみに、これらアンテナの改造後では、100mほどの距離でも安定した操縦が出来ています。
より遠くでも大丈夫な感じなのですが、ほどほどにしました。
X5C-1 搭載CMOSカメラの内部構造
X5C-1 CMOSカメラの内部とコントロール
数グラムのとても軽量なカメラです。
それでもmicroSDメモリーに画像記録もこなしてしまう優れものです。
この小型カメラには、静止画と、動画記録用の制御信号を入れることによって、それぞれの動作を開始出来ます。
その内部解析の結果を左図に示しました。
黄色線と、アース線である、黒色線とをスイッチさせることで、二種類の動作を切り替えています。
この機能を利用して、他に再利用することが可能ですね。
X5C-1 搭載CMOSカメラの心臓部
小型カメラの裏側には、この多機能小型カメラの動作に必要な機能を提供するIC SPCA1527A がありました。
この1ICで全ての機能・動作を制御しています。
SPCA1527A ブロック図
この一つのICだけでカメラ画像の制御や記録、その他諸々の動作を行っています。
凄いですね~っ。
益々、世の中、判らなくなっていくような予感を感じてしまいます。
これほど楽しめるオモチャは、久々な感があります。
多少の乱暴な飛行でも壊れることもなく元気な飛行を続けています。
日進月歩ではなく、秒進日歩の世の中になってしまっているようですょ。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿