♪♪ お猿サンでも判るPCインストール ♪♪
RTL SDR 受信がどうやっても出来ない、という方たちの為と、自分自身の失念時の為におサルさんでも簡単インストールを行えるように書き記しておきます。
ちなみに、電気はおろかPCなど操作出来ない方でも無事、インストール成功してしまいました。
まず初めに用意しておかなければならないモノとして各種PC用ソフトがあります。
[ ワンセグTVチューナー用SDR受信ソフト ]
HDSDR
SDR# (sdr-nightly) & (sdr-nightly-rtlsdr)
SDR Radio
・・・・・・・・・・・・・・・etc.
[ ワンセグTVチュナーSDRソフト用ドライバー ]
HDSDR librtl2832++.dll
HDSDR _ExtIO_RTL2832U ExtIO_RTL.dll
SDR# RelWthDebInfo.zip
[ ワンセグTVチュナーSDRソフト用USBドライバー ]
SDR-Radio com RTLUSB-20130209.zip
全ソフト ExtIO_USRP+FCD+RTL2832U + BorIP.exe
全ソフト zadig.exe
以上がとりあえず、ワンセグTVチュナーが高性能USB受信機に様変わり出来るソフトです。
知っておきたい事は、使用するPCのWindowsバージョンによってドライバーを間違わないことが肝要です。
SDR受信ソフト側でのWindowsバージョンの違いはありません。
[ ワンセグTVチュナー・SDRソフトのインストール ]
HDSDRとSDR RadioのRTL SDR受信ソフトにはインストーラーが備わっている為に勝手にC:\Program Files\・・・・へとインストールしてくれます。
しかし、SDR#ソフトは、インストーラーが備わっていないために手動でC:\・・・・へとコピーしなければなりません。
もっとも、ダウンロードした場所で展開し、そこで動かしても何の問題も無いのですが、ここはやはり、システムのあるC:\・・・へコピー移動させておきます。
しかし、無事にインストール出来たとしても、そのままではワンセグTVチュナーを動かすことは出来ません。
次にSDRソフトをワンセグTVチュナーで動作出来るようにドライバーを充てます。
使用するすべてのRTL SDRソフトに対して行わなければ使用できません。
一つだけSDRソフトを選択して使用する場合も、複数のSDRソフトをインストールしたい場合でも、ワンセグTVチュナーによって動かすのであればそれぞれのドライバーを各々に充てなければ動きません。
[ 個別ドライバーのインストール ]
★ HDSDRソフト ★
1 librtl2832++.dll 解凍後、HDSDRソフトがインストールしてあるフォルダーに上書き保存。
2 HDSDR_ExtIO_RTL2832U 解凍後、ExtIO_RTL.dllのみをHDSDRソフトがインストールしてあるフォルダーに上書き保存。
★ SDR Radioソフト ★
1 SDR-Radio.com.RTLUSB-20130209.zip 解凍したのち、使用しているPC_Windowsバージョンに合わせて、X32 or X64 フォルダー内にある、
libusb-.0.dll
rtlsdr.dll
SDRSourceRTL2832U.dll
3つをSDR-Radioソフトがインストールしてあるフォルダーに上書き保存。
★ SDR#ソフト ★
1 sdr-nightly-rtlsdr.zip を解凍して出来た
libusb0.dll
ibusb-.0.dll
msvcr100.dll
SDRSharp.RTLSDR.dll
全てをSDR#ソフトをコピー移動させたフォルダーに上書き保存。
2 RelWithDebInfo.zip を解凍して出来たrtl-sdr-releaseフォルダー内のPC適合バージョンのフォルダー内にある
rtlsdr.dll
pthreadVC2-w32.dll
libusb-1.0.dll
3つをSDR#ソフトがインストールしてあるフォルダーに上書き保存。
(注意) 上書き保存する場合、コピー先の方が新しい場合には上書き保存しない方が良い場合もあります。
以上で、HDSDRとSDR Radioのソフトは最後の設定を残すだけですが、SDR#だけはもう少し設定が残っています。
★最新版バージョンでは、下記の作業をしなくとも最初からConfig内に記述されています。★
最新バージョンを使う場合には、下記の手作業は不要です。
☆ SDR#ソフトのConfigの書き換え ☆
左図がConfigを書き換えた状態を示すものです。
青色の所が追加記入した場所です。
使用するドングルがR820Tなのでソフトでの設定時にもR820Tが表示出来るように書きました。
SDR#をインストールしたフォルダーの中のSDRSharp.exe.Configをテキスト・エディッタなどで開きます。
一番下の方にある、
< frontendPlugins >
・・・・・・・
・・・・・・ 何か書いてあります・・・・・。
・・・・・・
< frontendPlugins >
を探します。
この< frontendPlugins >に挟まれた部分に書かれている記述の順序で初期設定項目の表示が行われています。
この< frontendPlugins >に挟まれている適当な行に、
<add key="RTL-R820T" value="SDRSharp.RTLSDR.RtlSdrIO,SDRSharp.RTLSDR" />
の一行を追加し、上書き保存します。
(注意) Web記述の都合で記述のコピー&ペーストが出来ませんので、手動入力してください。
以上で終わりです。
次に各種設定用のドライバーのインストールを行います。
[ ExtIO_USRP+FCD+RTL2832U + BorIP の各ソフトへのインストール ]
ダウンロードして解凍したExtIO_USRP+FCD+RTL2832U + BorIP-1.X.X_Setup.exeをダブルクリックして起動させます。
このソフトは単独起動が可能なインストーラーなので、ダウンロードした場所から起動させられます。
起動したら指示に従い、以前、説明したとおりに目的のSDRソフトのインストール・フォルダーを指定してそこにインストールします。
複数のSDRソフトをインストールしている場合には、各々とも同様にインストールしておきます。
使用しているPCのWibdowsバージョンがXPなどのX32であるならば、SDRソフトへインストールしたフォルダー内の zadig.exe を zadig_xp.exe というXP版に上書きしておきます。
この作業は、インストールしたSDRソフト全てに対して行います。
ここまでで全てが終了です。
いよいよPCにワンセグTVチュナーの認識をさせる時がやってきました。
この作業が厄介なようで、人によっては認識出来ずに無用の長物となってしまっているようです。
実は、zadig.exeの取り扱いが問題になっているケースがほとんどです。
そんなことの無いよう、くれぐれも焦らずに行っていきます。
[ PCへのワンセグTVチュナー認識作業 ]
今使用しているPC(パソコン)のバージョンを再確認しましょう。
XPなどのX86_32bitバージョンでは、自動的にインストールしてしまっている zadig.exe では不具合の連続となり、結局、動作できずじまいとなりかねません。
XPの場合、zadig_xp.exe を使用するSDRソフトへ上書きしておきます。
Windows 8 などの最新PCならそのままでOKです。
★ ワンセグTVチュナー USB 認識 ★
ワンセグTVチュナーをPCのUSBへ挿します。
zadig.exe もしくは zadig_xp.exe を起動させます。
以前、説明したようにOptionsを押して全てを表示するようにします。
R820Tの場合、Bulk-In,Interface・・・・などのような表示が出てきますのでそれを選択。
★★★ 次の作業が一番わずらわしい部分です。 ★★★
普通なら即、Install WCID Driver の大きなボタンを押してしまうところですが、ここが肝心なのです。
XPのようなX86_32bitバージョンの設定はデフォルトでは表示していませんので、バージョンに見合ったUSBドライバーを手動にて設定しなおします。
まず、USBの受け取り側を見ればデフォルトで WinUSB(V6.1.7600.16385) になっているはずです。
このアンダークリックを押して Libusb-win32(v1.2.6.0) を選択します。
この設定がXP等の様なX86_32bitタイプ用USBドライバーなのです。
X86_32bit以外のアップ・バージョンの方はデフォルトのままでOKです。
初期値のzadig_xp.exe
デフォルトで WinUSB(V6.1.7600.16385)になっている事が判る。
DVB-T+DAB+FM R820T
DS-DT305
両機種とも同じ初期設定画面
zadig_xp.exeでのUSBドライバー完了
デフォルトでWinUSB(V6.1.7600.16385)を
Libusb-win32(v1.2.6.0)に変更してインストールを行い、無事、XP用のX86_32bitドライバーの組み込みに成功したところ。
DVB-T+DAB+FM R820Tの設定の様子が左図
DS-DT305 USBドライバー設定
DS-DT305の設定の様子が左図
DVB-T+DAB+FM R820T同様、初期画面には
WinUSB(V6.1.7600.16385)が設定されているのでここを変更する。
機種の種類には、RTL2832Uを選択。
DS-DT305 USBドライバー設定完了
WinUSB(V6.1.7600.16385)を
Libusb-win32(v1.2.6.0) に変更して設定完了。
WinUSBを選択した場合の不具合画面
PCに適合していないデフォルトのWinUSBに無理やり合わせようとしても無理です。
その時の不具合エラー画面が左図です。
zadig.exe もしくは zadig_xp.exe を起動させてUSBドライバーをインストールしますが、どういう訳だか使用するSDRソフト全てで行わなければ、行っていないSDRソフトが動きませんでしたので全てのSDRソフトに対して行ってみてください。
XP特有の症状なのかも知れませんね。
Windows 8 などではとてもスムーズに動作しました。
[ 各SDRソフトの動作確認 ]
HDSDR
定番中の定番ソフト
新規インストールしても動作の安定度は抜群です。
SDR#
最新バージョンのSDR#です。
起動時に表示されるUSBドングルの名称には RTL-R820T の文字が光っています。
自分に合わせた表示文字に改造するのも楽しいかもしれませんね。
また、表示行の順序も上書き保存時に合わせた所に表示されています。
楽しいですね。
SDR Radio
ソフト起動時には、ちゃんとUSB認識出来ている様子が表示されて出てきます。
これもまた、楽しからずや。
です。
SDR Radio 独特のUSB機器認識の方法の補足解説
SDR Radio USBチュナー認識の方法
USBドングルを挿してもSDR Radioソフトには自動認識はしてくれませんので、そんな時には左図のように手動認識をします。
Searchの欄の中のRTL SDR(USB)を選択すればUSBに接続されているワンセグTVチュナーの種類に合ったドライバーを選択してくれます。
R820Tや、DT305のようにチップの違うドングルを挿した時にはこの作業を再度行わなければなりません。
以上で、お猿さんでも出来ちゃう、簡単インストールと、各種設定法を終わります。
一人でも多くのUSBドングル・リスナーが増えますように!!!!
楽しいですょ。
超小型USB広帯域受信機
そして、HF帯域からのオール・バンド受信機に簡単に改造する方法などを、
ワンセグTVチュナーHF受信アダプター に解説してあります。
また、色々な実験を通して最終的に決定したUSBワンセグチュナーHFコンバーター回路を、
最終版 R820 ワンセグチュナー SDR HFコンバーターの製作
に回路図とともに解説しましたので参照下さい。
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