今まで色々な受信機などを活用してきましたが、その都度、アンテナや受信機への接続を切替するのが面倒になってきました。
受信機や、アンテナの種類などが多くなりだすと、今回の便利グッズが役に立つかもしれません。
性能よりも機能面重視です。
受信信号切替スイッチには大電力パワースイッチを使用してしまいました!!!!
普通ならまず、使うことさえためらうかと思います。
パーツ屋さんに並んでいるスイッチ類を眺めていた時、この形状なら使えるかも??
という、考えに基づいて実験的製作、試作をすることにしました。
元々が電源用パワー・スイッチ、だれしも無理だ!!! と叫んでいました。
電源用 250V 30A パワー・スイッチ
左図に示したような電源用パワー・スイッチです。
幸いにも、Made in Japan 製品でした。
接点には銀メッキが施されている、優れものでした。
これを無謀にも複数のアンテナと、複数の受信機の切り替えとして使います。
さて、その性能やいかに???
4-ANT and 4-RX SW 多連スイッチ
手持ちの関係でケースがお粗末なのですが、一応、配線をしてみました。
アルミ・ケースにはハンダ付けが出来ませんので、真鋳板をカットしてハンダ付け出来るように加工しました。
4つのアンテナ入力と、それに続く4つの受信機とを交合に色々な組み合わせで動作させる事が出来てしまう、優れもの? です。
f特がきになりますょね~っ・・・。
多連アンテナ and 複数 受信機 切替器 SW
左図は、多連スイッチ類のアップです。
オーディオのような単アースではなく、同軸ケーブルの両端のアース線もしっかりとアースに接地します。
もう少しスイッチ周りを真鋳などでシールド・アースさせれば良いかも知れません。
多連アンテナ and 複数 受信機 切替器 周波数特性
無謀にもこの多連スイッチで周波数特性などを観測してみました。
TG出力は、-10dBmです。
思ったほどにムチャクチャな特性では無く、むしろ、よく使用する周波数帯域に於いてはまったく問題が無い事が判りました。
無謀な実験でしたが、何とか実用的に設置出来そうです。
高い周波数帯域には、Mコネクターなどは使用しませんので左図に示されたように、500MHzで-1.4dBのロスとは、期待を裏切り、大したものだと思います。
多連アンテナ and 複数 受信機 切替器 回路図
左図が、今回、製作した回路図です。
とても簡単です。
回路は簡単なのですが、金属加工が厄介でした。
何時もながらのぶっつけ本番加工なので、少々歪んで取り付けられています。
とほほ・・・・・。
以上から、市販品にある、電源用 大電力スイッチでも使用する周波数帯域さえ欲張らなければ十分なる性能を持った、アンテナ切替器として使うことが出来ることが判りました。
ロング・ワイヤー・アンテナ、ディスコーン、ツェッペリン、ダイポール、などなど様々なアンテナを瞬時に切り替えられる、そして、それにつながる数々の受信機をも瞬時に切替できてしまう便利さには、多少の特性的劣化が有るとしても、それをカバーして余りあるほどのメリットがある事を感じました。
一台、冗談で製作してみてはいかがでしょうか?
とても便利ですょ。
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