AF変調式コムジェネレーター
受信機やアンテナなどの実調整を行うことは忘れてはならない重要なポイントです。
測定器のみでの調整などでは、どうしても実使用時に思ったほどの性能が出ていないことに気づきます。
そこで、この頃、自己流行している、ギガヘルツ帯のアンテナ調整用にとても便利な、そして、超簡単な信号発生器を製作してみました。
簡単な割に高級測定器よりも遥かに実調整用に最適であることが判ります。
巷に出回っているものの殆どが単なる連続した信号の為に、受信機側内部から発生している迷信号なのか??? はたまた、測定しようとしている信号なのかの区別が付かず、誤った調整をしてしまう場合も考えられます。
そこで、この調整用信号にAF変調を加えて、迷信号なのか、測定するべき信号なのかの区別をさせることにしました。
とても簡単な発信回路で、そもそもの信号発振器には、10MHz OSC をそのまま利用しています。
10MHzに限らず、どんな周波数のモノでも使用できます。
単なるXTal発振器ですが、その高調波を利用して大体1GHz辺りまでは信号を確認することが出来ました。
ちょっと苦しいですが、2.4GHzでも耳を澄ませば聞こえているようです。
このバンドの実用的利用は、もう少し付加回路を付け加えてやれば可能です。
手持ちの関係で、74AC00を使用していますが、74HC00とさほどな違いはありません。
気分的には74AC00の方が、なにやら、良さげ、には思いますがほとんど差はありません。
基板の余剰部分には、後でRF AMP を製作してみようと考えているためのスペースです。
74AC00 AMP後の10MHz RF OUT 信号と、AF変調をかけた10MHz 変調出力波形です。
う~むっ、、、、、。
もう少し歪んだ波形を期待したのですが、、、、、。
あとで歪をより多く発生するように考えています。
どうしてもデジタル・オシロって、馴染めないな~~っ、、、、、。
AF変調RF信号波形など単なる棒になってしまっている、、、、、。
なんてこった~っ、、、、。
アナログ・オシロでは、こんな事にはならないのですがね~っ。
10MHz OSC を使用したために超簡単に出来上がっていますが、なかなかどうして。
あると便利な、調整冶具になっています。
測定器では到底不可能な微妙な調整が気楽に作業できてしまいます。
なお、10MHz OSC ではなく、100MHz OSC を原発信機に用いれば、そのままでも2.4GHz帯まで信号が伸びますょ。
ただし、細かな信号とはならない為に調整側に何らかの工夫が必要ですね。
源発振器が10MHz なので、10MHzおきに高調波が出ていますので、なにかと調整も楽になりますょ。
残る課題は、何といっても超広帯域化の実現です。
RF AMPを飽和させながらシリーズに増幅させる方法や、
飽和させずにRF AMPを動作させる方法がありますが、
手ごたえは飽和させずにAMPさせる方法が良さそうです。
これが便利な小道具になっています。
測定器を用いて荒調整をし、実際の動作に近い状態で再度、調整してみると、だいぶ違った微調整が必要だったことが判ると思います。
実使用に即した調整法が可能な為、重宝しています。
それにしても、国内製の受信機って内部迷信号が思った以上に多いですね~っ。
もっとしっかり設計してもらいたいものですね。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿