手持ちの市販DBM ダブル・バランスド・ミキサーがRF入力として使った場合に低周波領域まで伸びていない事が判った為に、ここも自作することにしました。
その為にも各ブロックごとの動作を把握しておかなければなりませんので、簡単なテストを行ってみました。
40MHz 1st IF DBM テスト回路
非常に簡単ですが、通常のFB801タイプのコアよりも二回り小さな材質の同等なコアを使ってテストしてみました。
毎度の事で、カット基板上に各パーツごとに組み立てています。
この様にブロックごとに組み立てていけば、最終組み立ても楽になります。
ただ、一つ一つの各パーツ基板が小さい為に、目を凝らしながらの作業となりますが、これが大変でした。
出来上がった40MHz 1st IF 回路の DBM と、40MHz BPF 回路のテスト基板の様子です。
DBM 低周波領域でのテスト
通常の周波数範囲なら、どんなDBMを使ったとしても大差なく利用することが出来ますが、低周波領域 0MHz~という領域が、実に厄介なのです。
それをテストしてみた結果が、上の様子を写したモノです。
Lo 信号 40MHz +7dBm
RF 入力信号 0~1MHz をスイープ入力
IF 出力 40MHz 出力信号
どうでしょうか???
IC-71 の 1st IF 周波数変化の方向が、通常とは違い、逆方向への移動変化となりますので、右端が 0Hz-->40MHz 左端が 1MHz-->39MHz となっています。
だいたい、許容範囲での把握では、500Hz 辺りから同一出力レベルに成りました。
f特なども良好ではないでしょうか?
うねり無く、素直なミックス信号が出力されています。
DBM に注入する Lo信号の漏れレベルが多少、大きくなってしまいました。
その点だけを簡単に改善する方法は、DBMに使用するコアに巻き方を変えて巻くことにより、だいぶ改善はします。
しかし、その方法だと低周波領域が苦しくなってしまいましたので、局発信号の多少大きくなった漏れ具合には目をつぶることにしました。
だいたいの動作テストを行った感想は、なかなか実用的だ、という思いがします。
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