このところ、手短な測定器ばかりを使用するようになり、以前、揃えていたキットモノの、DDS 発振器ユニットをより使いやすくする為に小型ケースへと改造と共に製作してみました。
元々のユニットは、正直言って、ちょっとばかり扱いずらいシロモノでしたが、それらもより良く出来るか? も含めて製作しました。
いろいろと自作しているだけで人様には見せられないほどに作業スペースにはゴチャゴチャとジャンク・パーツだらけの、通称、ゴミの部屋と化してしまっていますので、何とか小型化にしなければ!!!!! と、思い立ちました。
DDS OSC 0~160MHz発振器ブロック図
負荷装置を必要としない、USB接続として、そこから全体ユニットへ電源供給も行うように改造しました。
また、各ユニットが、これまた大型基板であったために、直ハンダ付けにて自作ユニットを多用して、全体的な容積を極力減らしています。
DDS OSC Tester の完成の様子
ブロック図に示した各ユニットをすべて、この小さなプラ・ケースの中へ押し込んで完成させました。
DDS OSC Tester の内部の様子
小型ケースに押し込むために、各ユニットを一つづつテストして、動作OKを確認してから、ユニットたちを高層3階建て組み立てとしております。
デジタルって、すっごいですね~っ、これだけ込み入っていても、ちゃんとした動作をしてしまうのですから。
高周波では、まずヘンテコ症状が出てくることでしょうねぇ。
DDS OSC Tester Full Sweep の様子
何も施していない状態の組み立てただけの裸特性です。
やはり、RF信号の高い周波数領域では、その影響度合いが増しています。
DDS OSC Tester 内部シールド加工後特性
小型ケースに全ユニットを押し込んだおかけで、余裕がほとんど無い内部の隙間に、ほんの少しだけ高周波シールド効果が見込める加工を施した後の特性です。
約10dBほどのシールド効果が発揮されました。
これで、良し、とすることにしました。
フィルター特性などでは、-60dBなど必要以上の値ですから。
DDS OSC Tester 55MHz LPF 特性
ちょっと変わった周波数のLPFが手元に在ったので、それを簡単に計測してみました。
55MHz LPF というその表記に示された通りの特性を見ることが出来ました。
USB コネクター結線図
毎度、毎度、各種コネクターへのハンダ付けの時にややこしくなる程に迷走してしまう為に、USBコネクター結線図を残しておきます。
これで、いずれ同じような結線を行おうとする時にも迷わずに済みます。
若い時には頭の中だけで完結出来ていた事柄が、ボケボケ頭となってしまうと、あれっ??? これはどこへ接続するのかな??? な~んてことが日常となってしまいました。
トホッホッ、、、。
さて、この様にして小型化に組み込んだDDS OSC Tester 、手のひらサイズで、ポケットにも十分入れることが出来ます。
一つの作業を行わせるためだけに、色々と引っ張り出しては利用するのでは、時間とともに使わなくなってしまい、いづれジャンク箱入り、の運命が、、、、。
それらの懸念をも払拭出来てしまうだけの便利な小道具として活躍するのも、やはり、小型化と、完成度の高さ、だと思います。
ましてや電源すら要らない、となれば、言うことなし、ですね。
これが完成してからというもの、ちょこちょこっと、活用頻度が高くなり、フィルターの自作などにはもってこいの小道具となっております。
やはり、使いやすいのが一番!!!!!! ですね。
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