本格的な受信機に付加する、RF Amp では、当然、しっかりしたモノ作りが思い出されますが、手ごろなラジオに付け加える、RF Amp にまで本格的な回路構成では、バランスがとれません。
そこで、たった1石のFETで、多バンド化した、RF Amp を試作してみました。
何かに応用できそうな感じを持っています。
今回の試作では、ラジオ短波放送をターゲットにした為、それぞれの同調コイルの数値が決まっています。
1 FET Muliti Band RF Amp 回路
なんじゃぁ、、、こりゃぁ!!!!! と、言う声が聞こえてきそうですが・・・・。
簡易的にとにかく設計試作してみたくなり、こんな回路に仕上がっています。
その動的周波数特性を見れば、確かにそれぞれのバンドで RF Amp としての動作を確認できます。
1 FET Muliti Band RF Amp 動的周波数特性図
どうでしょう????
各バンドごとの RF Amp とほぼ同一な周波数特性を有しています。
また、複数同調コイルが直列に結線されていますので、おのおの違った周波数域に於いては深いリジェクション特性が表れています。
副産物のこの特性が、混信除去の働きも果たします。
RFアンプに用いたデバイスは、FETを用いています。
簡易ラジオでは、本格的アンテナなど接続できないので、ホイップ・アンテナなどのような簡易的アンテナをターゲットにした為です。
高インピーダンスの入力が可能ですので、ホイップ・アンテナでも十分実用になります。
さてさて、これで、RF Amp 部分は決まりました。
これを活用して、何か完成した動作の出来るモノを作っていきたいと思います。
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