R4136 トラッキング・ジェネレータ製作


226.42MHz X'tal OSC





以前製作した高次OSC回路を再利用して製作。

1石で3逓倍発振、次に2逓倍して出力AMPにて増幅し、タンク回路で高調波を除去している。

出力にはBPF型分配器を用いて極力TGからの漏れ信号を防ぐとともに効率的に二分配している。 周波数の合ったXtalが無かった為、強引に引っ張っているが、中々安定動作してくれた。






37.75MHz X'tal OSC×3 発振回路の出力コイルの信号スペクトル。

大変な高調波発信機になっている。






113.21MHz 発振出力ダブル・コイルの出力側でのスペクトル。
少しは綺麗になっていた。





226.42MHz 2逓倍回路 出力側タンク・コイルでのスペクトル。


ようやく、希望発振信号が角を立てて見えてきた。

後は、周りのお化け信号を少しでも取り除かねば!!!






226.42MHz 2逓倍回路出力のダブル・コイル出力でのスペクトル。

だいぶ、お化けも綺麗になって希望信号が際立ってきた。

この高次逓倍発振回路は、大変調整がクリチカルな為、深追いは禁物。


ほどほどに調整をして、安定動作に心がける。


4GHz 帯 B.P.F の改造


入手したジャンクなBPF。
そのままでは、希望の特性が得られなかった為、思い切って改造することにした。

とは言っても、電子回路ではなく、機械加工の世界。







手持ちの模型製作用ミーリング・マシンで同軸キャビティの改造加工中。
少しでも鏡面加工となるよう、仕上げ用には特殊なヤスリで仕上げた。






手作業で加工・改造した後のBPF特性。
とりあえずは満足がいくレベルではないかと、思っている。








R4136 TG ブロック図


ローカル信号のアイソレータが大変重要である。
初めアイソレータを入れてみたが思ったほどの効果が無かった為、試行錯誤の末、各信号処理部分にBPFを入れてみたところ、優れたアイソレータ効果が得られたのでBPF型にすることにした。
また、やはり3.6GHz以上でもTGが利用したいので、ハーモニック・ミキサで高域を延ばしてみた。





R4136 RFブロック図




R4136というLo Outが装備されているスペアナに自作のトラッキング・ジェネレータを製作しようという計画。
先ずは、RFブロック図を作成し考察することにした。
出力のレベルは手元機器での実測値。
どのように構成させるか考えると楽しい時が過ごせる。

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