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2.4インチ デジタル・オシロ で遊ぶ


今や、ここまで来たか!!!! という驚きをもってこの超小型2.4インチ・デジタル・オシロスコープで遊んでみました。

電子回路全般にデジタルの波が押し寄せてきてからというもの、日進月歩では測れないほどのスビートで発展し続けています。
それも、倍々ゲームならぬ、半々ゲームの様相で、同一性能・機能のモノが低価格として、世の中に出現してきだしています。
この潮流は、止めることのできない流れのような感を持ちます。


手のひらサイズの超小型デジタル・オシロ、なんと、3000円台の価格です。
これじゃぁ、自作する気すら起きません、、、、、、、。


2.4インチ 超小型デジタル・オシロ 

誠に小型、手のひらサイズの多機能デジタル・オシロです。
超小型ゆえ、バッテリーは外付け、と、割り切った設計となっています。

ちなみに、こちらで入手した、QUIMATとか言うメーカー名のモデルですが、ファーム・アップを行おうとしたところ、フェイク・チップという、オリジナル・モデルとは違う、デッド・コピー・モデルだった模様で、ファーム・アップは不可能でした。
購入するときには、十分気をつけねばならない、という良い経験となりました。
でも、3000円ですから、気兼ねなく改造することにしました。

しかし、オリジナルでは無いとは、、、、、。 とほほ。


超小型デジタル・オシロでスペアナ遊び

これほど超小型なスペアナを構築してみることにしました。
液晶表示は、低価格とは思えないほどの鮮明さで、好感が持てます。
そしてまた、各動作の設定変更なども、良く考えつくされているようで、直観的操作が可能だと感心させられました。

お遊び・スペアナ機能としては、やはり少々内部改造が必要でしたが、それも低価格と、オリジナルではない、という事の気軽さから、緊張感も無く大胆に作業を進められました。
小型2.4インチ・LCDと、ワンチップで全てを熟している仕様なので仕方ない事かも知れませんが、信号ラインのギザギザ感が目立ってしまっています。

もし、壊れたら、今度こそ、ファーム・アップ出来る、オリジナル機を!!!! などと。

購入にはくれぐれも気を付けましょう!!!!!

RFCチョーク・コイルの比較テスト


毎度の事なれど、回路に電源を供給する為に用いられるRFCチョーク・コイルなるモノの高周波領域における特性などを少々、確かめたくて実験してみました。

理屈では理解しているものの、その実体的把握となると、世の中に氾濫している電子回路でのRFCコイルの使い方には千差万別に感じます。
先日、完成したポケットDDS Testerを用いて実験してみます。

昨今のデジタル全盛時代、その巧みなデジタル技術を駆使して仕上げられた電子回路を良く見てみると、どうも納得がいかなかったりする部分もあり、デジタル的感性での設計なのだろう、と、諦めてしまう癖が付いてしまいました。

高周波領域での設計と、デジタル的設計とでは、出来上がった製作物に違いが出てきます。
その最たる代物の代表格が、このRFCチョーク・コイルではないでしょうか?
信号ラインへの電源供給という、簡単な役目のパーツですが、かじってみると、とても奥が深いシロモノなのです。
ギガ・ヘルツ帯辺りでは、バイアス・ティーなどのような呼び名で呼ばれていたりします。
そこまでではなくとも、身近な回路に用いられる事を前提にテストしてみました。


345μH RFCチョーク・コイルの特性

今どきのRFCコイルとして多用されている種類のコイルの特性です。
低周波領域では、その電気的特性も維持されていますが、高周波領域に至ると、すっぽ抜け状態の特性に変貌してしまいます。
小型で簡単なパーツの為に、多方面に利用されているタイプのコイルです。
このタイプのコイルを使う場合には、十分なる注意を払いながら用いたいものですね。
なお、図の下側のグラフは、回路インピーダンス特性図です。


2.7mH RFCチョーク・コイルの特性

RFCチョーク・コイルの容量を増やす場合に用いられる、フェライト・コア・ポッドを利用したコイルの特性です。
やはり、高周波領域では、RFCとしての役目が薄れてきています。


500μH RFCチョーク・コイルの特性

この500μH RFCチョーク・コイルは、以前のテレビに用いられていたリビルト品です。
空芯コイルですが、多重密巻きされているのが特徴です。
多重密巻きされている為か? 高周波領域において、特性が悪化しだしています。


200μH RFCチョーク・コイルの特性

今回のテストの中では、一番素直な特性を見せてくれました。
見た目もさることながら、これぞRFCチョーク・コイルという構造をしています。
高周波領域に於いても、特性の乱れが生じていません。
高周波領域でもそのインピーダンスも確保されています。
ただ、200μHなので低周波領域でのインピーダンスの低下が問題です。


フェライトコア #73_16t RFCチョーク・コイルの特性

このフェライトコア #73 を用い、16tほど電線を巻いた RFCチョーク・コイルの特性が最大公約数でもって一番合致しているRFCチョーク・コイルのようです。
ちなみに、コイルの容量は、16t巻いて、1.15mH でした。

高周波領域での特性の悪化はあれど、許容範囲です。
低周波領域まで伸びているRFCとしての特性インピーダンスも良好だと思います。
あとは、巻き数での調整にて、目的のRFCチョーク・コイルへと仕上げれば良いだけです。
諸特性での極端な乱れが出ないところが利点ではないでしょうか?

ちなみに、フェライト・コアを用いた伝送トランスもテストしてみました。


フェライト・コアを用いた伝送トランスのテスト


毎度ながら、ハンダ直付けでのテスト風景です。


フェライト・コアを用いた伝送トランス比較

一番利用するだろうと思われる、#43と、#73とをテストしています。
巻き数こそ違えど、各コアの持ち味に対する特性結果となりました。
#43は、高周波領域での乱れが少ない代わりに、低周波領域まで伸ばすには一工夫必要です。
#73は、高周波領域まで伸ばすには一工夫必要なようですが、低周波領域に至っては素直に実用になりうる特性を持ち合わせているようです。
ちなみに、この#73、1KHzでも伝導してくれています。

とても簡単に見えるRFCチョーク・コイルというパーツですが、使用目的に合わせた部材選びと、それらの特性を最大限に活用できる工夫をすることによって、設計した通りの数値を得ることが出来ると思います。

昨今、デジタル屋さんたちが作られた高周波ユニットなどに少々疑問を抱きながら、独自の改造を施さなければ使い物にならないモノが多く、それらの経験上からくる老婆心での簡単な実験でした。

少しは参考になりますかね、、、、、。

簡易型 連続可変式 RF ATT


卓上でちょっとした実験などを行う場合、本格的な測定器類を使うには少々骨が折れる作業と思いますので、性能そこそこでも簡単に利用できる小道具としての測定器はとても便利に活用できます。
だいたいの値を知ることが大事です。
本格的数値などは、後でじっくり取り組めば良いだけです。

っと、言うわけで簡単ですが製作してみました。
この連続可変 ATTで有名なモノとしては、WEINSCHEL社製がありますが、とても大きく重く、ちょっとした実験には億劫な気分になってしまいます。
ただ、それなりの恵まれた環境がある方たちには、まったく当てはまりませんが、、、。


WEINSCHEL 連続可変式 アッテネーター

この連続可変式 ATT の特徴には、挿入損失が必ず、-6dB ほどあります。
入出力へのインピーダンス確保の為という訳です。
手持ちのこのタイプを写真に撮ろうとしましたが、どこへ仕舞ったのか???
迷子になっていました・・・・・。
いずれ、何気ない時にでも発見できるのでしょうねぇ。



簡易型 連続可変式 RF ATT 回路図

あらまぁ、RF INが両端子に、、、、、、、。 間違ってますねぇ。
これと同じような構想を、JA5COY OM氏がだいぶ以前に発表されております。
特徴としては、VRの連動でアースへと接地させるところです。



簡易型 連続可変式 RF ATT の組立の様子


とにかく小型に組み込みたかったために、小型ジャンクSW付きVRを使いましたが、出来れば、大型のモノを利用した方がこれより良い結果が出ると思います。
ジャンクVRなもので、所々でガリが有り、とても気を使うシロモノに仕上がりました。



簡易型 連続可変式 RF ATT 周波数特性

とりあえず、簡単に周波数特性を見てみました。
中々良い特性をしています。
数本の帰線は、VRを適当に回した時のATT量の特性です。



簡易型 連続可変式 RF ATT 可変しながらの特性

大体、30MHz辺りではまったく問題のない小道具として活用できそうです。




簡易型 連続可変式 RF ATT 160MHzまでの特性

先日、組み立てた160MHz DDS Tester を利用して高周波特性を見てみました。
だいたい、-20dB辺りまででなら活用可能のようです。
それ以上の減衰ATT量では、100MHz辺りから徐々に崩れだします。
この現象は、小型VRを用いた事が原因だと考えます。
各端子間へのシールド効果が見込める大型VRであれば、より良い性能を発揮出来ると思います。

それでも、30MHz辺りまででなら十分実用になりそうな便利な小道具として活用できますので、これで良し、、、っと、思っております。

便利ですょ、これ。
簡単に適度なアッテネーションを与えることが出来ますので、プリ・アンプなどの特性などにも負担なくテストすることが可能です。


DDS OSC 0~160MHz Tester


このところ、手短な測定器ばかりを使用するようになり、以前、揃えていたキットモノの、DDS 発振器ユニットをより使いやすくする為に小型ケースへと改造と共に製作してみました。
元々のユニットは、正直言って、ちょっとばかり扱いずらいシロモノでしたが、それらもより良く出来るか? も含めて製作しました。

いろいろと自作しているだけで人様には見せられないほどに作業スペースにはゴチャゴチャとジャンク・パーツだらけの、通称、ゴミの部屋と化してしまっていますので、何とか小型化にしなければ!!!!!  と、思い立ちました。


DDS OSC 0~160MHz発振器ブロック図

負荷装置を必要としない、USB接続として、そこから全体ユニットへ電源供給も行うように改造しました。
また、各ユニットが、これまた大型基板であったために、直ハンダ付けにて自作ユニットを多用して、全体的な容積を極力減らしています。


DDS OSC Tester の完成の様子


ブロック図に示した各ユニットをすべて、この小さなプラ・ケースの中へ押し込んで完成させました。


DDS OSC Tester の内部の様子

小型ケースに押し込むために、各ユニットを一つづつテストして、動作OKを確認してから、ユニットたちを高層3階建て組み立てとしております。

デジタルって、すっごいですね~っ、これだけ込み入っていても、ちゃんとした動作をしてしまうのですから。
高周波では、まずヘンテコ症状が出てくることでしょうねぇ。


DDS OSC Tester Full Sweep の様子


何も施していない状態の組み立てただけの裸特性です。
やはり、RF信号の高い周波数領域では、その影響度合いが増しています。


DDS OSC Tester 内部シールド加工後特性

小型ケースに全ユニットを押し込んだおかけで、余裕がほとんど無い内部の隙間に、ほんの少しだけ高周波シールド効果が見込める加工を施した後の特性です。

約10dBほどのシールド効果が発揮されました。
これで、良し、とすることにしました。
フィルター特性などでは、-60dBなど必要以上の値ですから。


DDS OSC Tester 55MHz LPF 特性

ちょっと変わった周波数のLPFが手元に在ったので、それを簡単に計測してみました。
55MHz LPF というその表記に示された通りの特性を見ることが出来ました。



USB コネクター結線図

毎度、毎度、各種コネクターへのハンダ付けの時にややこしくなる程に迷走してしまう為に、USBコネクター結線図を残しておきます。
これで、いずれ同じような結線を行おうとする時にも迷わずに済みます。
若い時には頭の中だけで完結出来ていた事柄が、ボケボケ頭となってしまうと、あれっ??? これはどこへ接続するのかな??? な~んてことが日常となってしまいました。
トホッホッ、、、。

さて、この様にして小型化に組み込んだDDS OSC Tester 、手のひらサイズで、ポケットにも十分入れることが出来ます。
一つの作業を行わせるためだけに、色々と引っ張り出しては利用するのでは、時間とともに使わなくなってしまい、いづれジャンク箱入り、の運命が、、、、。

それらの懸念をも払拭出来てしまうだけの便利な小道具として活躍するのも、やはり、小型化と、完成度の高さ、だと思います。
ましてや電源すら要らない、となれば、言うことなし、ですね。

これが完成してからというもの、ちょこちょこっと、活用頻度が高くなり、フィルターの自作などにはもってこいの小道具となっております。

やはり、使いやすいのが一番!!!!!!  ですね。

小型ハンディ・オシロ JDS3022A 小道具



自作する時のチェック用測定小道具は小さいにこしたことは無いのですが、如何せん、精度とのトレード・オフが働き、中々手を出しずらいものでした。

しかし、ここに来てどうにか使用できそうな、そして、いたずら心をくすぐる小道具類が出そろってきた感があります。

毎度の事なのですが個人的な興味による改造もしてしまいました。
提供された機能だけでは、つ・ま・ら・な・い !!!!!!!!!

通常のハンディ・オシロですが、なんと、20MHzまでの発振器も内蔵されており、DVM機能をも内蔵された優れもの??? いたずら心をこそばゆく揺らしてしまいました。
そして何より 3.7Vリチューム充電池1本のみで動作可能となれば、いたずら心に火がつきます。



2CH(内部では3CH構造)のいたって普通のハンディ・デジタル・オシロです。

動作させて気が付いたことは、いままでのモノよりもトリガーが掛かり易いような気がしました。




電源を入れた直後の機能切り替えを行えば、大画面でのDVMメーターとして利用出来ます。
内容的には、マルチ・メーターのようで、コンデンサー容量測定もこなしてくれます。




やはり、電源ON直後での機能切り替えが必要なのですが、20MHzまでのファンクション・ジェネレーター発振器の設定をしている処です。

さて、ここからがいたずら心の真価の見せどころです。

方向性がスペアナの様な波形を直視観測出来る事への興味なので、毎度の感はありますがオシロスコープにてそれを実現しています。

手元のKC901Sと改造デジタル・オシロとの比較をしてみました。


KC901S のスペアナ機能を動作させて比較しています。
デジタル・オシロには少し改良を施した自作のスペアナ機能で表示しています。

う~んっ、、、、。
KC901Sは、やはり簡易型スペアナ機能かな~っ????
表示波形の詳細設定が不可能なのでこの状態がリミット。。。。


中波放送局のアップです。

KC901Sの方ではギザギザ感が残り、表示波形も粗いようです。

かたや、改造デジタル・オシロの方ではとりあえず、しっかり波形を表示していますが、スペアナ専用器から比べると、やはり、見劣り感は歪めない、、、、、。
もう少し改良をしなければ !!!!!!!!!!

せっかく2CH内蔵されているデジタル・オシロなので、センター・周波数のみですが音声検波機能を持たせてみました。
変調された音声がデジタル・オシロ上に描かれました。



こんな芸当は、便利な多機能KC901Sでも不可能 !!!!!!!!!

などと、にゃけています。。。。。


小型多機能ハンディ・オシロが身近になって、いたずら改造心に炎が燃えあがってしまいました。

いずれ、このような機能をも内蔵されて世の中に出回る日が来るのでしょうが、それまでは遊べますね。

高性能とは違う、測定分野での別なベクトルへの、お遊びでした。

興味を抱かされる、アイディア、、、いぃですね~っ。

お遊び小道具だらけになりそうですが、以前とは比べ物にならないほど実用的なモノばかりです。
それも安価に揃ってしまいます。
以前では考えられないほど高級な恵まれた環境になっていますが、それを有効活用しない手はないですね。
その点では今どきの若者が羨ましく思います。
ただ、経験上の老婆心ですが、完璧な恵まれた環境下では優れたインスピレーションを誘発するのは難しい事だと感じます。
精神的に満足してしまう事が思考停止を誘発してしまう事だと思っています。

足りないモノや不便なモノを補う思考が、よりクリエイティブなエネルギーになるような気がしています。

おかれた環境によって思考の方向性が決まってしまう、そんな思いです。

今や、専門知識などはネットで調べることが可能になりましたが、唯一、人間の頭脳から出る発想力だけはどこを探しても見つかりません。

そこを鍛える為にも、フーリッシュと思われがちな事柄にも向かっていく事が重要な気がします。
柔らかい若い頭脳に期待したいところです。

PS. この種のデジタル・オシロって、電池の持ちが非常に悪いですね。
何とか改良せねば!!!!!!  などと思っています。

RF Bridge +KC901S アンテナ計測



手のひらサイズのKC901Sでアンテナを測定してみました。

VSWR測定用に使用したのは、安価に売られていた、RF Bridge なるバッタもんです。

中身を見ればわかるように、Web上に公開している回路構成に良く良く酷似していました。

このアグレッシブなエネルギーとも思える事象が日本には少なくなりましたね~っ。

このような事を繰り返す経験から、突然、独自の技術などが閃くものです。

将来が楽しみになる展開だと感じます。



購入時からケースに何も刻印が無く、大体の見当で各ポートに記号を手書きして貼っておきました。
毎度ながら、子供の手習いです、、、、、。
上達の兆し、、、無し、、、。



接着剤で蓋がしっかり閉ざされていたのですが、それを外して中身の塩梅を拝見!!!!!!

どこぞで見かけた回路構成ですね~っ、、、、、、。
ただ、周波数特性を伸ばす工夫がされており、感心しながら眺めてしまいました。

使用しているトロイダル・メガネコアなど数種類の違ったコアの組み合わせで出来ており、感心させられます。

また、各ポートの浮遊容量を用いたインピーダンス整合には、極細同軸ケーブルを用いて上手く活用しています。


形に拘らない姿勢が読み取れます。

さて、そんなこんなのバッタもんの RF Bridge ですが、実動作はいかに!!!!!!!  です。


簡単な動作テストも兼ねて、手身近にあったGHz帯アンテナを3種類、測定してみることにしました。


先ずは、日本製 コメット社製 1.2GHz 多相八木アンテナの給電部分のみのアンテナで測定してみました。

流石は日本製!!!!!  しっかり目的周波数近辺にディップが来ています。
そして、暴れも少ないようです。


無線LAN機器に付属の外部アンテナを計測してみました。

う~むっ、、、、、。
かなり高い周波数に共振しているようですね~っ。
また、うねりが多く、しっかり製造されていないことが判ります。


こんどは、空中ドローンなどに使用している、フラット・アンテナを計測です。

谷が2つ有るのが判りますが、使用する周波数帯ではSWRが上がってしまっています。
広帯域性は判るのですが、使用周波数に合わせて製造してもらいたいものです。
こんなに広い周波数帯域などまったく使用しませんので。

と、まぁ、こんなものかと一人つぶやいていますが、そこそこ使える測定器にはなっているようです。

バッタもんの付加装置も中々のもので、手持ちのウィルトロン製ブリッジと大差なく測定出来ていました。

大したものですね~っ。

アグレッシブさを感ずる一連の実験でした。


PS. この頃、ゲルマ・ラジオで無電源スピーカー・ラジオを力を入れて自作しているのですが、中々スピーカーから思うように音が出てきません、、、、、。
田舎なれどもゲルマでスピーカーを鳴らしたい!!!!!!
放送受信電波が弱すぎるのかぁ、、、、などと、諦めムードですが実験を続投中です。

世の中が進み過ぎてしまったおかげで、原点回避している哀れさを痛感しています。


AF変調式コムジェネレーター


受信機やアンテナなどの実調整を行うことは忘れてはならない重要なポイントです。
測定器のみでの調整などでは、どうしても実使用時に思ったほどの性能が出ていないことに気づきます。

そこで、この頃、自己流行している、ギガヘルツ帯のアンテナ調整用にとても便利な、そして、超簡単な信号発生器を製作してみました。

簡単な割に高級測定器よりも遥かに実調整用に最適であることが判ります。

巷に出回っているものの殆どが単なる連続した信号の為に、受信機側内部から発生している迷信号なのか??? はたまた、測定しようとしている信号なのかの区別が付かず、誤った調整をしてしまう場合も考えられます。

そこで、この調整用信号にAF変調を加えて、迷信号なのか、測定するべき信号なのかの区別をさせることにしました。




とても簡単な発信回路で、そもそもの信号発振器には、10MHz OSC をそのまま利用しています。
10MHzに限らず、どんな周波数のモノでも使用できます。

単なるXTal発振器ですが、その高調波を利用して大体1GHz辺りまでは信号を確認することが出来ました。
ちょっと苦しいですが、2.4GHzでも耳を澄ませば聞こえているようです。
このバンドの実用的利用は、もう少し付加回路を付け加えてやれば可能です。





手持ちの関係で、74AC00を使用していますが、74HC00とさほどな違いはありません。
気分的には74AC00の方が、なにやら、良さげ、には思いますがほとんど差はありません。

基板の余剰部分には、後でRF AMP を製作してみようと考えているためのスペースです。



74AC00 AMP後の10MHz RF OUT 信号と、AF変調をかけた10MHz 変調出力波形です。

う~むっ、、、、、。

もう少し歪んだ波形を期待したのですが、、、、、。

あとで歪をより多く発生するように考えています。

どうしてもデジタル・オシロって、馴染めないな~~っ、、、、、。

AF変調RF信号波形など単なる棒になってしまっている、、、、、。

なんてこった~っ、、、、。

アナログ・オシロでは、こんな事にはならないのですがね~っ。

10MHz OSC を使用したために超簡単に出来上がっていますが、なかなかどうして。

あると便利な、調整冶具になっています。

測定器では到底不可能な微妙な調整が気楽に作業できてしまいます。

なお、10MHz OSC ではなく、100MHz OSC を原発信機に用いれば、そのままでも2.4GHz帯まで信号が伸びますょ。

ただし、細かな信号とはならない為に調整側に何らかの工夫が必要ですね。

源発振器が10MHz なので、10MHzおきに高調波が出ていますので、なにかと調整も楽になりますょ。


残る課題は、何といっても超広帯域化の実現です。

RF AMPを飽和させながらシリーズに増幅させる方法や、
飽和させずにRF AMPを動作させる方法がありますが、
手ごたえは飽和させずにAMPさせる方法が良さそうです。


これが便利な小道具になっています。

測定器を用いて荒調整をし、実際の動作に近い状態で再度、調整してみると、だいぶ違った微調整が必要だったことが判ると思います。

実使用に即した調整法が可能な為、重宝しています。

それにしても、国内製の受信機って内部迷信号が思った以上に多いですね~っ。

もっとしっかり設計してもらいたいものですね。


小型ハンディ NETWORK ANALYZER KC901S


とうとうここまでやってきました。
指をくわえて眺めていた小型ハンディ・ネットワーク・アナライザーが身近な存在になりました。
それも、3GHzまで測定できる本格派です。

日進月歩ならぬ、秒速時歩ですね~っ。
これからどんなモノが出現するのか????  ワクワクが止まりません。

今まで存在していたモノをより身近に感じさせる存在意義には頭が下がる思いです。

日本国内で無くしてしまった、バイタリティすら感じます。
そして、その能力の高さも特筆すべき点だと感じます。
産業全体がチームとして協力し合っていなければ到底成しえるものではありません。

ちょっと前まで、YIGがどうの、YTFが必要だ、とか、色々な拘りが存在していましたが、ICチップの開発によってそれらを無価値的存在へと追いやられてしまいました、、、、、。






本当に小型ハンディの本器。

起動時には、真っ赤な液晶が光輝いていました。

う~む、、、どこぞの国旗色かも、、、、、。


電源を入れて手元にあるモノでとりあえず、テスト運用。



















説明書に書かれていないLANケーブル接続端子がありました。

ナゼっ!!!!!!!!!!

何か、違うバージョン・タイプなのかしらん、、、、、。

ならば、う・れ・し・ぃ、、、、。

しかし、接続設定が判らない、、、。

なにこれ????











とりあえず、中波放送バンドをスペアナ動作で確認!!!!!!!!

良い、ですね~~っ。。。。。



低価格なモノにありがちな、ワンスイープ動作・もしくは、かなりの低速動作は見られませんでした。

ほぼ、リアル・タイム動作が可能なようです。



500MHz SSG 入力信号の様子です。
広帯域スパン時にはさほど違和感なく測定できそうですが、狭帯域スパンでは、本器の構成上、ちょっとヘンテコな波形表示となります。


狭帯域スパン時の波形の膨れ上がりが気になる処です。
それでも、これだけ観測出来れば上出来ですね。

そもそも本器は NETWORK ANALYZER ですから。



本器の本文である、NETWORK ANALYZER 動作にて手元にあった50MHz LPF を測定してみました。

ほどほどの結果ですね~っ。
スミスがクルクル回ってます、、、、、、。  なんてこった~~っ。。。。。





本器のブロック図ですが、本格的な構成に驚くばかりです。

これらをいつも見るたびに、ICの進化こそ、技術革新になりうる !!!!!!!!!
と、いつも思ってしまいます。

これからどうなるのでしよう ???????

またまた、夢を見させてもらえるかもしれません。



到着したての状態なので、液晶パネルには保護シートがそのまま張られています。
いずれ剥がすつもりですが、いつになるやら。

これで、屋外でもアンテナなどの調整も格段に精密調整が出来る、というものです。

本器の不満は、スペアナ動作時にSG出力から信号を取り出せない事です。
ここまでのモノを作り上げたのであれば、お遊びスペアナと一緒に、お遊びTGも動作させてもらいたかったものです。
それだけです。

しかし、その代替案が無いわけではなく、広帯域NG(ノイズ・ジェネレーター)を簡易TG代わりとすれば 3GHz辺りまでのトラッキング・ジェネレーターとほぼ同一な測定をさせることが出来ますので、簡易的TG付きスペアナに早変わり、、、です。

これで我が家の趣味の部屋に鎮座する、大きく重たい測定器類に手が伸びることも少なくなると思います。

欲を言わせてもらうとするならば、

・ デジタル・オシロ機能搭載でしょうかね?????

しかし、瞬く間にこれだけ凝縮した機能を持ったものが身近な価格で市場に出回る様を視ていると、近い将来、実現されそうですね。

全てはICチップの機能・性能に掛かっている、と言っても過言ではないでしょうねぇ。

今までならば、それら機能を実現するためには企業秘密に準ずる回路的な工夫と製造技術が必須だったのですが、今ではICチップ゜の持つ多機能実現機能さえソフト的に呼び起こすだけでそれら高度な機能を実現できてしまいます。

これから求められるモノとは、より早く、より高密度な機能搭載可能となるICチップなのでしょう。

益々、時間の流れが加速度的に短縮されてくるのは確実だと感じます。

世界の中にはこれほどのバイタリティ溢れる人たちがいる事を知り、その開発能力もさることながら、市場ニーズを的確にとらえる才能に 恐れ入る思いです。

日本国内の情勢を見渡せば、なんとなくその流れとは違い、逆行した思考が台頭しているようなきがしてきて仕方ありません。

金の卵を産む産業界の世界よりも、直感的金銭授受を受けやすい、社会的に見てソフトな仕事に興味を抱いている若者たちが多くなってきている現状を考えれば将来が不安です。

製造業の衰退が本当に起こってしまうかも知れませんょ。  本当に、、、、、、、、、、。


あぁ~ぁっ、虚脱感を感じてくる、、、、。

そうだ !!!!!!

超再生ラジオでも作ろう !!!!!!!!!


Multi-function Tester TC1 おもしろ小道具


部品・パーツ類の整理を行う上で必須の小道具といえば、部品・パーツの中身を調べることが大切なのですが、いかんせん、一つの小道具では今までは不可能でした。
そんな悩みを常々感じていたところ、何と、またまた中華におもしろ・グッズを発見!!!!!!

時間は掛かりましたが、やっとこさ手元に届き、早々、手当たり次第にパーツ類を測定。

その感想は、中々どうして、こりゃぁ、つ・か・え・る、、、、、、。
測定端子の極性も無関係!!!!!!
その都度、液晶ディスプレー上に測定端子ごとのピン接記号を表示してくれます。
こりゃぁ、便利だわ~~~っ!!!!!!!!
型番の消えたTrなどにはもってこいの便利機能満載でした。




測定に際しての接続ピン指定などもなく、測定したいモノに適当に結線するだけで接続したピンにはそれらの記号が表示される、優れものでした。







適当に接続すれば、ご覧のようにピン接を表示してくれますので型番の消えたモノには重宝する小道具になりそうです。



いままで便利に利用していた個別測定器類の機能も内蔵されている為に、これ一台で大体測定出来てしまいます。
それでいて値段も低価格!!!!!!!!  これ、大事。

う~む、、、、、、、、。。。。。

自作する意欲すら失いかけてしまう様な、内なる衝撃を痛感しております。

ワンチップICが氾濫しだしてきてからというもの、世界の時間の進み具合が早まった感は歪めませんね。

老婆心なのですが、これからの若者が心配になってきてしまいました。

コイルを巻いてラジオを手作りしていた、あの頃が懐かしい思いがします。

ほんの最近なんですけどね~っ、、、、、。

そうだ!!!!!!

ゲルマ・ラジオでも作ってみよう!!!!!!!