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3Dプリンター カメラ三脚プレートの製作


コロナ禍の昨今、孤独な行動を強いられる時代背景となっていますが、一日も早くコロナ撲滅を願いたいものです。

このような環境でも人間とは、何と無意味な行動を無意識に行ってしまうものかとつくづく・・・・。

という訳で、ご多分に漏れず、一人でも楽しめる心身の洗濯を兼ねて景色の良い所で写真撮影でもしてみようという事になったのは良いのですが、カメラ三脚のカメラ取付プレートが行方不明に・・・・。

はて??? どこに仕舞ったのか、とんと覚えていない・・・・。

コロナよりも我がお頭の方が・・・・・・。

時は金成 !!!!! 

とばかりに、手持ちの3Dプリンターでカメラプレートを作る事にしました。


複雑な所は割愛し、機能優先です。(面倒なので・・・・。)



自動車にいつも積んでいるカメラ三脚です。


写真ではカメラプレートが付いていますが、これは借り物です。

高級な三脚では無いものの、携帯するにはもってこいのシロモノとして常に常備しています。

写真に写っている、カメラプレート台座をコピーし、製作してみます。


AutoDesk Fusion 360 にてプレート製図


AutoDesk Fusion 360 で製図出来たら、stl形式にてPC上へファイルを保存しておきます。

以前とは違い、どうもファイルの保存・ダウンロードがだいぶ遅くなっているようです。


3Dプリンター付属ソフトにてGcord変換


ここは単純に、stl 形式の3Dファイルを Gcord 形式へと変換するだけです。

ただ、今までの経緯から3Dプリンターの台座の温度を 100℃から 75℃へと変更しています。

低温かとは思いましたが、ほぼ同じような動作が期待できますのでOKとしました。


オリジナルとの比較


オリジナルのカメラ台座プレートには、マイナスドライバーのネジが付属しているのですが、これが厄介この上ないので、新たに製作したプレートには、指でネジを回せるように取っ手の付いたネジを付けてみました。

また、台座プレートの面積もオリジナルよりも少々大きく仕上げています。

近頃、3Dプリンターばかりいじり倒しているせいか、見るもの全てにどうすれば設計出来るか、などと妄想しています。

3Dプリンターの設計を楽しみながら学べる良い時代になったものだと、つくづく思っています。

コロナ禍でも負けずに 頑張りましょう!!!!!!

何かを学ぶには良い時かもしれません。


3D Printer プラ・ケースBox 試作

 

低価格な3D Printer の3Dプリント品質が思った以上に上出来だったもので、少しばかり意地悪してみました。


一昔(数年前)の 3D Printer では今回の様な造形物に対して不満の残る結果と成っていました。

さて、早速、設計から始めましょう。

設計・製図には、お決まりの Autodesk Fusion 360 を使いました。


Autodesk Fusion 360 での製図



とても簡単に設計・製図することが出来る、優れものです。

当初、始めのころに設計したボックスは、勉強も兼ねて、ことのほか複雑に設計した為、汎用性が失われてしまい、使い回しがとても難しいシロモノと成ってしまった経緯から、市販のプラ・ケースのような、単なるボックスとしました。

後で穴を開けたりする事など簡単に出来ますので、汎用性・重視です。

今回の意地悪・設計とは、ケースの蓋を固定するビス・取り付け支柱と、それの小さな穴が宙に浮いている所です。

設計時には、当然、すべてのパーツを一体化してはいるものの、果たして、低価格 3D Printer がそれらを上手く造形出来るのかどうかを見て観たかったために意識的に宙に浮いている格好としています。


とりあえず、設計・製図が済んだら、3D Printer がプリント出来るようにコード・変換を行います。


3D Printer 付属のソフトにて GCode 変換


付属ソフトでGCode変換するのですが、ここでも製図した大きさを変化させられます。

各種 3D Printer の機器設定も同時に行います。

設定が済んだデーターをSDカードへ、コピーし、3D Printer へ差し込みます。


3D Print で出来上がった 汎用BOX


どうでしょうか?

宙に浮いている、蓋を留める支柱と、その中にある小さな穴までもしっかりと造形していました。

いやはや、何というか、僅か1万円台の 3D Printer の方が一昔の高価な 3D Printer よりも造形物の各面の綺麗さ、そして何よりも宙に浮いている支柱が垂れていない事に驚きました。

時代の流れが、激流の様な気がしています。

まったくもって、いやはや、です。


3D Print 用の設計・製図のコツは、とにかく判らずとも弄り回す、これが現実のような気がしています。

バージョンの少しの違いで、書籍に書かれている解説文がまったく違っている事など、しばしばです。

それほどまでに時代の流れが急すぎるのかも知れませんが、とにかく体に覚えさせることが先決の様な気がしています。

残るは、個々人の想像力のみです。

今回の 意地悪な設計・製図の造形物も、今では何ら問題もなく 3D Print 出来てしまうという事が判ったので、それらを念頭に今までは躊躇していた造形物なども設計・製図をしていこうと思います。

これで何かを自作しても、ケース探しをしないで済むので助かります。

これが一番です、が、造形完成までの時間が掛かりすぎる事がたまにキズですね。


低価格 3D プリンター の実力テスト


世は正に 日進月歩。

何と!!!! 3D Printer が 1万円台になってしまいました。

試さない手は 無いですね。

3D Printer が出始めた当時は、一台 10万円超が当たり前でした。

それも、基本的動作のシロモノばかりでした。

それが今や、至れり尽くせり・機能満載、そして、何より機構部がしっかり作り込まれています。

これだけのモノが、何と1万円台になってしまいました。

個人用 3D Printer が登場し始めてさほど時は過ぎていないのですが、世界の時計の進み具合は、光速の如し、ですねぇ。


低価格 3D Printer  3DP180


以前、すべて組み立てなければならなかった、CNC・レーザー加工機とは比べ物にならないほどに、半完成品という形で送られてきました。

ほぼ、組み立てという作業は不必要なほどでした。


3D Printer の動作チェックと土台の微調整


ネジを二つ三つ、しっかり取り付け、絞めれば完成でした。

まっ、毎度ながら、中華製なので、全体的に確認作業は怠りはしませんでした。


3D Print用 素材の各種設定


各種3Dソフトにて製作した stl 形式の素材を付属ソフトに読み込ませ、3D Printerの各種設定項目に各々の設定数値を入力します。

それが済んだら、GCode形式にてファイルを出力します。

それをCFカード・メモリーにコピーして、3D Printerへ差し込み読み込ませます。

ちなみに、始めから付属している素材には単純なモノばかりだったので、以前製作しておいた素材を読み込ませてみました。


 3D Printer 実働・動作テスト


実際に稼働している様子です。

大体、16cmほどの大きさにしましたが、印刷終了まで 約3時間ほど掛かりました。

猛暑の中、室内でベッド台座を100℃に温め、噴出ノズルの温度設定を220℃にしていた為に、離れていても 3D Printer からの熱気がヒシヒシと伝わってきました。

冬には暖房機になりそうです。


出来上がった 3D Printer テスト素材


観て判るように、造形の傾きが著しい胸から肩にかけての支柱の無い素材であるが故の、ギザギザ感は出てしまいました。

20万円超の 3D Printer でなら、そこも難なく綺麗な造形をしてくれるのですが。

まっ、1万円台にしては上々の仕上がりでした。

これらを解消・解決するのであれば、噴出ノズルへの効果的冷却が一番効果がありますが、

購入したての 3D Printer の実力を観て観たかったために無改造での印刷としました。


この様に、とても手ごろな価格帯にまでなってしまった 3D Printer を活用しない手はないですね。

ただ、3D Print する為のデーターの作成が、ことのほか面倒ですが、諦めないで食いついてもらいたいものだと思っています。

もはや、世の中、セルフ・インダストリーの世界に成っています。

その効果からか、開発スピードが 凄まじい速さに成ってしまっています。

この 3D Printer での基本的な注意としては、X-Y軸がベルト駆動となっていますので、この機器の近くでは、柑橘系の果物などは食べないようにしましょう。

ベルトの素材に悪影響を及ぼしかねませんので。

注意事項の基本中の基本なのですが、どのメーカーのものでも、それらは書かれておりませんのでご注意ください。

しかし、3D モデリング や 3D 設計 には、ほとほと手を焼いています。

ど忘れの頻度が高まってきだし、色々な設定項目を操作し続けなければならない 3D 製作は若者向けのような気がしています。